湯田組の活動

これまでの活動

地域のための再生可能エネルギー利用や地元学による地域づくりを推進してきたEIMY湯本地域協議会。湯田組はそれらの財産を受け継ぎ、「きもち金持ちの村づくり」の実践を開始しました。H28年5月より、天栄村農村交流施設「智恵子邸」と天栄村農業促進ハウス「エコ菜ハウス」の指定管理者となり、両施設を拠点として、住民主体による活動を本格化させています。

「きもち金持ち」を実感できる地域づくり。

NPO法人湯田組では、豊かな自然資源と強固な地域アイデンティティを持つ山村ならではの安心感に包まれた暮らし、「きもち金持ち」の暮らしを追求し、持続可能な地域を再構築する「きもち金持ちの村づくり」を行なっています。

■ 活動拠点① 天栄村農村交流施設「智恵子邸」

この家屋は、空き家となっていた農家の建物を所有者の方が天栄村に寄付され、古民家再生・活用事業によって交流施設として生まれ変わったものです。「智恵子おばちゃん」は最後までここに住んでいた人で、温和な人柄だったそうです。
建物は戊辰戦争時に焼けた後に建てられたもので、築およそ140年。主な柱や梁は当時のものをそのまま使用しています。また、土間の一部はかつて厩として使われていました。
暖房に使用している大型の高性能薪ストーブは、湯本地区の豊富な森林資源(バイオマス)が活用でき、かつ里山再生につながるものです。湯本地区で進める「エネルギーの地産地消」の実践の象徴となっています。地域住民向けイベントのほか、都市農村交流の拠点として活用しています

湯本で使われていた古民具や古い写真の展示。


いずれも手に取ってみることができます。


つげ義春フォーラムで使用したパネル類も一部展示。
絵の中の少女と写真が撮れるようになっています。


つげフォーラムのドキュメントをはじめ、
湯本の地域づくりをまとめたビデオを上映。

■ 活動拠点② 天栄村農業促進ハウス「エコ菜ハウス」

この施設は地熱を暖房に、沢水を冷暖房と養液に用いた水耕栽培ハウスです。ここにはもともと地熱調査用に掘削された井戸があり、調査終了後に埋め戻されるはずだったものを、一年中水耕栽培の可能な農業用ハウスとして再活用しています。湯本地区の年平均気温はおよそ9℃という寒冷地ですが、井戸から得られる温度を利用することで、化石燃料の使用はほぼゼロ、消費電力も温水や養液の循環とファン類、計測機械等での使用が主で、たいへん少なく抑えられています。これまで湯本地区では寒さと積雪により、冬期間の農業は不可能でしたが、ここでは一年中、青い野菜を安定的に栽培することが可能となっています。東日本大震災以後、大規模なエネルギーシステムへの依存度をいかに下げていくかが社会全体の課題となっていますが、当施設は大地の熱と沢水という、湯本地区ならではの自然エネルギーの先進的な利用の形であり、全国に誇るべき施設であるといえます。

■ その他のEIMY関連事業

◎薪ストーブ、炭焼き、バンカリ(水力精米機)など、地域のための再生可能エネルギー利用の推進

◎トロッコ廃線跡、ミズナラの巨木、木地師集落跡などをめぐる特色あるツアーの開催

◎地域のお母さんたちの持ち寄りによる「郷土料理ビュッフェ」

◎湯本ホタル農法米や薪炭林の小面積皆伐など、生物多様性や希少生物に配慮した農林業の推進

◎伝統行事や祭り、村芝居、バケツかまくらライトアップなど、伝統文化継承とにぎわい創出事業の開催や協力

■ UIJターン促進に向けた取り組み

◎古民家シェアハウス・ゲストハウスプロジェクト

◎学生インターン・地域づくり人材実習の受け入れ

◎生活環境・子育て環境の優秀さのPR(限界集落「湯本」脱出計画と連携)

◎地域の特色を生かした教育(天栄村立湯本小学校・湯本中学校と連携)